亀田総合病院 ARTセンター
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊治療手術 腹腔鏡手術 卵管鏡下卵管形成術 不妊検査 |
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特徴 |
女医在籍 |
WEB |
http://www.kameda.com/ja/general/medi_services/treatment/index_50.html |
TEL |
ここがポイント
亀田メディカルセンターの基幹施設
亀田総合病院は、亀田メディカルセンターの基幹施設でありほぼすべての公的医療サービスの指定を 受けている総合病院です。
総合病院としての医療のレベルの高さだけでなく、系統的な診療、メンタルケア、若年者の思春期・月経不順外来など様々な問題に対してアプローチをしています。また、行政と協力し、プレ妊娠世代への啓発活動を実施しています。
不妊治療以外にメンタル面のケアも行う事でストレスなどによる自律神経の乱れを抑制しホルモンバランスが崩れないようにすることで不妊の原因を抑制し、妊娠しやすい体制を整えています。
亀田総合病院 ARTセンターの紹介
亀田総合病院は、亀田メディカルセンターの基幹施設として、全34科、一般病床865床、精神52床の高度急性期病院であり、救命救急センター、総合周 産期母子医療センター、基幹災害医療センター、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院等、千葉県南部におけるほぼすべての公的医療サービスの指定を 受けている総合病院です。
生殖医療科(ARTセンター)
亀田総合病院は総合病院としての医療のレベルの高さだけでなく、系統的な診療、メンタルケア、若年者の思春期・月経不順外来など様々な問題に対してアプローチをしています。また、行政と協力し、プレ妊娠世代への啓発活動を実施しています。
不妊治療を提供していますが、最近では若年がん患者の妊孕性温存治療も提供しています。
ARTセンターでは質の高い治療以外にもメンタル面のケアも行う事でストレスなどによる自律神経の乱れを抑制しホルモンバランスが崩れないようにすることで不妊の原因を抑制し、妊娠しやすい体制を整えています。
不妊検査
基礎体温
基礎体温検査とは、不妊治療では朝一番最初に起きて体温を計測し、毎日の体温の変化を計測する検査です。通常の体温計では計測できない細かい体温計を使用するため婦人用の体温計を使用します。
女性の体温は卵胞ホルモンの影響で低温期、黄体ホルモンは高温期を引き起こします。このホルモンは月経周期に合わせて分泌されるため、この温度変化を計測することで月経周期を把握し、排卵日を特定します。
超音波検査
超音波検査とは音波が物質に当たると反射する性質を利用し、排卵日を特定したり疾患を見つけて治療や不妊治療を切り替えりする検査です。
超音波を体内で発生させ、体の内壁や子宮や卵巣に反射した音波を基に映像を作成し、観察します。子宮筋腫や子宮内ポリープができていないかを観察し、できていた場合には子宮鏡検査でより詳しく調べていきます。
子宮内膜の厚みから着床の準備のためにどれくらいの厚みが作られているから卵胞が排卵のためにどれくらいの厚みがあるかにより排卵があとどれくらいでできるかを観察します。
子宮卵管造影検査
子宮卵管造影検査とは、卵管という受精に重要な器官に異常がないかを調べる検査です。
卵管は非常に小さいため、超音波検査では調べることができないため造影剤解くレントゲンで白く光る性質を持つ液体を膣から卵管に流し込み卵管の中を調べます。
卵管は感染症などで炎症や詰まり、癒着などを引き起こし卵管が閉塞することがあり、閉塞すると精子や受精卵が通過できなくなり受精や妊娠に支障が出てきます。
造影剤が卵管を通過する時にレントゲンを当て光った造影剤がスムーズに卵管の中を通過しているかを観察し、卵管の中に異常がないかを検査します。造影剤が通過する影響で一時的に卵管が広がることで妊娠率を高めることがあります。
クラミジア検査
クラミジア検査とは、性感染症の一つで感染した場合には不妊症の原因である卵管因子などを引き起こす可能性があります。
このクラミジアですが、感染したときに自覚症状がないことから気づいていない人が多く、不妊症の原因となり不妊検査で初めて気づく人が多いです。
クラミジアの抗原・抗体検査を行い感染が確認された場合、子宮卵管造影検査を実施し検査していきます。
ヒューナー検査
ヒューナー検査とは性交後試験ともいわれる検査で、女性の子宮頚管粘液と男性の精子の相性を確認する検査です。
排卵日を特定し、性行為を行った後に数時間以内の子宮頚管粘液を採取することで検査していきます。400倍の顕微鏡を観察し、視野の中に良質な精子がいくつあるかを調べます。
男性の精子は検査結果がぶれやすく何度か検査を行い、検査結果が悪ければ女性の体内に抗精子抗体ができていないかを調べていきます。
AMH検査(抗ミュラー管ホルモン検査)
AMHとは、発育過程で卵胞から分泌される女性ホルモンで、女性の卵子の数に比例するといわれており卵巣予備機能の指標となります。
女性の卵子は新しく作られることがなく、年齢とともに減少していきます。減少していく卵子があとどれくらい残っているかを調べるのがAMH検査となります。
不妊治療
タイミング療法
タイミング療法とは、排卵日を特定することで最も妊娠できるタイミングで性行為を行い妊娠を目指す不妊治療です。
排卵日を特定する以外には人工的な治療は全くなく自然妊娠と変わらない不妊治療です。体の負担が少ないですが疾患などの異常や卵管の閉塞などに対応ができません。
自然な排卵と排卵誘発剤を用いて排卵を人工的に起こす方法があります。後者は排卵障害などで排卵が上手く行えない場合や月経不順で排卵日を特定できない場合に排卵を調整したり、妊娠率を高めることがあります。
妊娠する場合、4回から6回ほど実施していただき妊娠する場合が多いようです。それ以上になると人工授精に切る還ることを検討していきます。
人工授精
人工授精とは、排卵日に合わせて事前に精子を採取し濃厚洗浄処置を行い、排卵日周辺に精子を膣から細いカテーテルと呼ばれる管を使用し子宮まで移送する不妊治療です。
子宮まで精子を脱落させる確率を落とすことで妊娠率を高める不妊治療で男性の精子の量が少なかったり、運動性が悪い方に有効な不妊治療です。
人工授精も自然妊娠に近く、受精以後の過程はほぼ自然妊娠と変わりません。そのため、卵管の閉塞などがある場合は対応が難しいです。
妊娠率は10%前後で複数回行い妊娠する不妊治療で、半年ほど試して妊娠ができなければ体外受精に切り替えていきます。
体外受精
体外受精とは、通常が女性の体内で行う受精を体外で行い受精卵を子宮に戻して妊娠を成立させる不妊治療です。
排卵誘発剤を用いて複数の卵子を発育させることで良質な卵子を採取します。超音波検査を基に卵巣に穴をあけ卵子を取り出し、採卵サポートのために黄体サポートというホルモン療法を行います。
採取した卵子を容器に移し、精子を上から複数振りかけることで受精させ、受精させた受精卵を胚になるまで培養し体内に戻し妊娠を目指します。
体外受精による出生児は全世界で800万人と言われており、1978年の初めての成功例から成人に多くの人がなり健康的に暮らしています。
顕微授精
顕微授精とは、顕微鏡の視野の中でガラス針に精子を入れ卵子に直接注入する不妊治療です。正式名称は「卵細胞質内精子注入法」でICSI(イクシイ)という別名があります。
顕微授精では胚培養士が良質な精子を選別し実施します。卵子の数が少ないことや体外受精でもうまくいかない、女性の年齢が高い場合に有効ですが何よりも活気的なのが理論上精子1つにつき卵子が1つで妊娠が可能なため、無精子症に対しても有効な不妊治療と言えます。
妊娠率の高さから世界で一番多く実施されている不妊治療と言えます。令和4年4月から体外受精と共に保険対象となっています。
診療時間
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午前/9:30~12:30(土曜:9:00~12:00) 午後/14:00~17:30(土曜:13:30~16:30) ●:男性(精液検査の方は平日でも受診出来ます) ※詳細はクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
アクセス
千葉県
鴨川市
東町929
JR外房線 安房鴨川駅 徒歩34分