清水産婦人科クリニック
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不育症 不妊検査 |
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清水産婦人科クリニックの紹介
清水産婦人科クリニックは平成23年に開業しました。産婦人科診療全般を行うとともに、不妊治療は体外受精等の高度生殖医療を行うとともに、男性不妊や漢方治療など生殖医療を総合的に行えるクリニックです。
不妊治療とは
不妊治療には漢方をはじめ、さまざまな西洋医学以外の治療方法が存在します。その治療効果がどのようなものなのか正確にはわかりませんが、体外受精をしても100%の成功率があるわけではなく、はなから否定するつもりはありません。
また、不妊治療をやめたら自然妊娠したとか、1人目は体外受精でやっとできたのに2人目は自然妊娠したなど「生殖」には不思議なことがしばしば起こります。「ストレス」なのかもしれません。子宮と卵巣だけ診ていてもだめで、いわゆる「全人的」に診ていかなければならないということだと思います。 不育症、子宮内膜症、子宮筋腫などの疾患は不妊症と深く関連があり、それらの疾患についても合わせて診てまいります。
不妊症スクリーング検査
妊活しているが、妊娠しない場合、まず不妊の原因がないかどうか検査する必要があります。 不妊の原因は様々で検査を行い、その夫婦にあった治療法を相談しながら組みたてていきます。
基礎体温
基礎体温とは、人間が通常生きていくうえで最低限のエネルギーしか使用していない状態での体温をさし、基本的には寝ている時の体温が基礎体温に当たります。しかし、寝ている時の体温を毎日計測し、記録することは難しく、不妊検査では朝起きてすぐの体温を毎日記録します。その時は通常の体温計ではなく、婦人用の体温計を使用します。
卵管造影
造影剤を子宮内に注入し、子宮の形、卵管の通過性を調べる検査で、月経10日以内に検査を行います。造影剤はレントゲンで光る性質を持っているため、造影剤を膣から卵管に流し込み、通過している時にレントゲンや触診で検査していきます。
副作用として造影剤によるアレルギー反応があり、材料費として別途3,000円(税別)がかかります。
精液検査
精液検査は、男性不妊の原因の最も多い精子の数や質、形状や運動量などの検査を行います。ゼリー状になっていないか、数が十分あり、運動率が卵巣までたどり着けそうかなどの確認をしていきます。
ホルモン検査
月経時期(3日目頃)に採血して調べます。検査項目はLH(黄体化ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)、E2(エストラジオール)、 プロラクチン、テストステロン、甲状腺刺激ホルモン。
経腟超音波検査
超音波はエコーという壁に当たると反射する性質があり、それを基に画像を作り流し続けることで映像として体の内部を観察していきます。
超音波検査では、主に子宮や卵巣の形状や症状を観察したり、子宮内膜の厚さや卵胞の発育状態を検査し、卵胞径は20mm 程度、内膜の厚さは10mm 程度あれば排卵時期に当たるため。排卵日を特定していきます。また、子宮や卵巣に筋腫や疾患、炎症などが起こっている場合、すぐに治療をしていきます。
ヒューナーテスト(性交後検査)
排卵期に性行為を行い、性行為後の子宮頚管粘液を採取し、その中に良質な精子がいくらいるかを400倍の顕微鏡で観察し、数値を出していきます。
男性の精子は新しく毎回作られるため、検査結果に信憑性が薄く悪い結果が出ても何回か検査を行い、悪い結果が続くと抗精子抗体を疑います。
クラミジア抗体検査
クラミジア・トラコマチスという菌が粘膜の接触から感染し、起こる性感染症です。日本では最も感染報告の多い性感染症であり、感染していても自覚症状がないこともあるため、感染のリスクが非常に高い感染症です。
クラミジアは、女性の不妊症の原因で一番多くあげられる卵管性不妊の原因で一番多く、卵管に侵入すると詰まりやフィルムのような癒着が起こることがあります。感染していても妊娠が必ずしもできないわけではありません。
クラミジアが確認されると、子宮造影検査を行い、卵管の通過性を確認していきます。
風疹抗体価
妊娠中(特に妊娠初期)に風疹に罹ると、子供が先天性風疹症候群になります。妊娠する前に風疹抗体価を検査勧めます。 特に昭和54年~平成7年生まれの人は検査をして下さい。男は昭和54年以前には接種する機会はありませんでした。
タイミング指導
超音波検査や尿中LH検査を行い、排卵時期を推定し、性交する時期を指導します。 タイミング指導は、排卵日を特定する他に通常の妊娠と違うところがないため、基本的には自然妊娠と同じサイクルです。
タイミング指導は、体の負担が少ないため、高齢や卵管に異常があるなど特別な理由がない場合は不妊治療尾ファーストステップとなる不妊治療です。
タイミング指導は数回行う前提の治療であり、4~6回ほどで妊娠することが多いです。6回以上になると妊娠できる確率が低いため、人工授精や高度生殖医療に切り替えていきます。
月経不順や排卵障害などで排卵がずれたり、うまく行われない場合は排卵誘発剤を用いて卵子を発育させていきます。
人工授精
人工授精は精子を子宮内に注入する治療方法で、排卵日に合わせて精子を集め濃厚洗浄していき、カテーテルで膣から子宮の奥に精子を輸送します。
人工授精は、人工という名前ですが、受精から妊娠までは自然形式のため、自然に近い不妊治療です。精子数が少ない、精子の運動率が悪い場合ことやヒューナーテストの結果がよくなかった、セックスレスや性行不良、に対して有効でタイミング療法の次のステップとして行う事が多い不妊治療です。
人工授精は、妊娠率が5~8%程度、排卵誘発剤を用いると15%前後と言われており、数分で行える治療のため、体の負担も高くはないです。数回行う事が前提の治療で、タイミング療法と同じく6回行い、妊娠できなければ高度生殖医療を考えていく段階になります。
生殖補助医療
生殖補助医療は体外で配偶子(卵子や精子)、受精卵を扱い治療する不妊治療です。 体外受精-胚移植、顕微授精、胚凍結・融解胚移植のことを言います。
体外受精・胚移植
体外受精胚移植法とは卵子と精子を体外の培養液内で一緒にすることにより受精を行わせ、受精卵を子宮内に戻すことにより妊娠を期待する方法です。
まずは、排卵誘発剤を使用して卵巣刺激を行い、卵子は発育させ、複数の卵子を採取できる環境にします。その次に麻酔を行い、超音波検査を下に卵巣に穴をあけ卵子を取り出します。精液内から精子を抽出および調整し採取された卵子の入った培養液内に精子を注入し受精させます。受精してできた受精卵を培養液内で4細胞期や胚盤胞期まで培養し、妊娠の都合の良い状況で胚移植を行います。
体外受精は、卵管の詰まりや癒着が原因の卵管性不妊や子宮内膜症などに有効な不妊治療です。
診療時間
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午前 / 9:00〜12:00 午後 /14:00〜18:00 △・・・9:00〜13:00 ※木曜/土曜午後・日曜・祝日、休診 ※詳細はクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
費用
※2022年4月に開始された不妊治療の保険適用により記載の料金と異なる場合がございます。詳細は各クリニック様にお問い合わせいただきますようお願いいたします。
採卵(採卵手技料) |
¥52,500 |
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培養 |
¥63,000 |
顕微授精 |
¥31,500 |
長期培養 |
¥21000 |
移植 |
¥21000 |
胚凍結 |
¥31,500 |
胚融解 |
¥21,000 |
人工授精 |
¥10,500 |
※その他詳しい料金体系につきましては、HPをご参照ください。
アクセス
秋田県 秋田市 広面字糠塚116-1
JR奥羽本線 秋田駅 徒歩27分