さのウィメンズクリニック
診療内容 |
人工授精 体外受精 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊検査 |
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さのウィメンズクリニックの紹介
さのウィメンズクリニックは2003年7月に開院しました。
さのウィメンズクリニックの体外受精では休診日等の関係でhMGやhCGの注射や採卵が出来ない日がありますので、あらかじめ採卵日を決めてから排卵誘発をする「採卵日固定法」を採用しました。よって生理が始まったらすぐ採卵日を予約する必要があります。
「採卵日固定法」の利点(メリット)は、1)採卵日が決まっているため予定が立てやすい(勤務中でも採卵当日のみを休めば可能-ご主人の精子の採取もその日に合わせて-)、2)排卵誘発の為のhMG注射の回数が少なくて済む、3)排卵誘発の費用が安くなる、などです。
逆に欠点(デメリット)としては、1)採卵予定日までに卵胞が十分発育せずキャンセルになる事がある(その時は他日に人工受精等で対応可能な事があります)、2)採卵した卵の成熟が不十分な事がある、などです。
不妊検査
妊娠が成立する過程のどこに障害があるかを判断するのが不妊症の検査です。妊娠のサイクルでは以下の状況をすべてクリアしなければなりません。
1)性交をする。
2)射精をする。
3)正常な精子が射精される。
4)精子が子宮頚管を通過する。
5)精子が卵管(正確には卵管膨大部にたどり着く)を通過する。その前後にタイミングを合わせて排卵が起こる。
6)精子と卵子が結合し受精する。
7)受精卵が異常なく発育する。
8)胚盤胞まで発育した受精卵が子宮の中にたどり着く。
9)胚盤胞の中の胞杯が透明帯(卵の殻に当たるもの)を破って出て来る。
10)子宮内膜上皮と結合し、子宮内膜に侵入し、成長を始める。
上記の一カ所にでも異常があれば妊娠は成立しません。
基礎体温
さのウィメンズクリニックでは基礎体温が測れていなければ測定しなくても良いとしています。基礎体温は検査結果の記録や治療経過の保存に利用しています。
黄体ホルモンの分泌が起こると高温期が、卵胞ホルモンの分泌が起こると低温期が起こり、2相の変化により排卵日を特定します。
排卵日の特定
基礎体温を基に排卵日を予測しますが、さのウィメンズクリニックでは経腟超音波検査を基に排卵日を特定します。超音波を体内で発信し、反射した音波を基に映像として子宮や卵巣の状態や形状を観察し、子宮内膜や卵胞の状態を観察して排卵日を導き出します。
また、排卵時には下垂体から黄体化ホルモン(LH)が分泌されるため、尿中のLHを測り排卵日を予測する方法があります。
ホルモンの測定
卵胞期初期と黄体期中期に測定します。卵胞期には黄体化ホルモン(LH)・卵胞刺激ホルモン(FSH)・乳汁分泌ホルモン(プロラクチン=PRL)を測定します。
ヒューナーテスト
性交後試験ともいわれ、タイミング療法と同時に行う不妊検査で、排卵日を特定しその日に性行為を行い、行った後の子宮頚管粘液を検査します。400倍の視野の顕微鏡を使用し、視野の中に良質な精子がいくつあるかを検査します。
精子は卵子と違い毎回、新しいものが作られるため検査結果がぶれやすく、悪い結果が出ても何回か検査を行います。悪い結果が続けば女性の体内に抗精子抗体ができていることを考えます。
抗クラミジア抗体
ホルモンを調べる採血検査で一回のみ検査します。クラミジアは性感染症で、自覚症状がないことから感染しても気づいていない人が多いのが現状です。クラミジアが感染すると卵管に詰まりやフィルムのような癒着を起こすことで知られています。
女性の不妊症の原因で一番多いのが卵管性不妊のため、クラミジアが発見され次第、造影検査に移ります。
子宮卵管造影検査
子宮卵管造影検査とは、子宮内腔の形と卵管の通過性を調べる検査です。造影剤には油性と水性のものがあり、油性の方が多少の詰まりや癒着を流すため、妊娠率が高くなるといわれています。
造影剤はレントゲンで白く光る性質を持っており、その光を利用し、膣から造影剤を流しいれ卵管通過時にレントゲンと触診で卵管の通過性を観察していきます。卵管は非常に細かいため超音波検査でも検査することができません。
腹腔鏡検査
タイミング療法で妊娠ができず、超音波検査、血中ホルモン検査、子宮卵管造影、精液検査などに異常が見られない場合、外からでは伺い知れない腹腔内の癒着や子宮内膜症がある可能性を考え、腹腔鏡検査を実施します。
全身麻酔下で臍部の5mmの切開部位から炭酸ガスを入れて腹腔内を膨らませ、次に胃カメラのような細い管の腹腔鏡を挿入し、左右の側腹部からも3mmの鉗子を挿入し腹腔内を観察します
タイミング療法
タイミング療法とは、排卵日を医学的に特定し、その日に合わせて性行為を行い妊娠を目指す不妊治療のファーストステップに位置付けれている不妊治療です。
排卵日の特定以外は、特別なことはない自然に近い不妊治療です。タイミング療法には排卵誘発をする方法もあり、排卵日がずれたり、排卵自体が上手く行えない方が対象となります。
タイミング指導は、基礎体温からも排卵日を特定できるためにセルフでも行う事が可能です。しかし、排卵時期は短く、また医学的根拠が基礎体温だけだと薄いため、排卵日がよくずれたりして妊娠に結び付かない人が出てきています。もしも妊娠に結び付かなかったらクリニックを受診し、検査を行い排卵日や不妊症の原因がないかなどを探っていきましょう。
人工授精
人工授精とは、排卵日を医学的に特定し、その日に合わせて精子を事前に採取し、濃厚洗浄した後にカテーテルという細い管を用いて精子を子宮の奥に注入します。その後、精子が卵管を通過し受精し、妊娠になります。精子の動きが悪くても子宮までは人工的にたどり着かせるため、この症状には効果的です。
受精自体は自然な状態で行うため、体の負担が少ないですが、卵管因子の問題には適応しません。子宮の奥まで精子を入れる耐えタイミング指導よりも妊娠率が高くなります。
診療時間
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午前 / 9:30〜12:30 午後 /15:00〜17:30 ※水曜/木曜/土曜午後・日曜・祝日、休診 ※受付時間です。 ※受診前には必ずクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
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