かわつクリニック

やっと逢えたね、あきらめなくて良かった

3.5

9件

保存する

東武宇都宮線東武宇都宮駅徒歩8分

栃木県宇都宮市大寛2-2-26

口コミを投稿する

基本情報口コミ

ポイント
病院の紹介
費用
診療方針
診察時間
アクセス

かわつクリニック

診療内容	人工授精体外受精顕微授精凍結保存漢方処方男性不妊/無精子症不妊カウンセリング不育症不妊検査
特徴	駅近
WEB	http://www.kawatsu-cl.jp/
TEL	028-639-1118

かわつクリニックの紹介

かわつクリニックではインフォームドコンセントを重視し、カップルのカウンセリング、検査に基づいたご夫婦本位の治療を考えております。

タイミング療法から体外受精、顕微授精等の高度治療までご夫婦のニーズに合わせた、納得のいく治療を提供できるよう努めます。そして、一日も早く赤ちゃんが授かるようにお手伝いさせて頂きたいと考えております。

一般不妊検査

基礎体温

基礎体温とは、運動などのエネルギーを使用していない状態での最低限の状態での体温のことを指します。不妊治療では、朝起きて一番最初の体温を指し、これが運動になり、これを毎日記録することが重要になります。基礎体温は通常に体温計では計れない細かな体温を計測するため、婦人用体温計を使用します。

基礎体温は、主に高温期と低温期に分かれており、高温期を黄体ホルモンが、低温期を卵胞ホルモンの分泌が影響しています。この２相の変化により排卵日を特定します。

超音波検査

超音波検査は、超音波が壁に当たると反射するエコーという性質を利用し、反射した音波を画像にし、画像をリアルタイムで映像にすることで子宮や卵巣の状態を検査します。

子宮内ポリープや子宮筋腫などの疾患などが確認できたら、不妊治療が始まる前に治療を行い、治療をし不妊症の原因を取り除きます。子宮内膜の厚さや卵胞の状態を確認し、排卵日を特定します。

子宮造影検査

子宮造影検査とは、造影剤というX線に当たると白く光る性質をもった素材を膣から流し込むことで卵管の通過性を確認します。卵管は精子が受精するために通過する重要な器官ですが、超音波検査では小さすぎて検査できないため、造影検査は重要な検査と言えます。

造影剤が通過した後は、一時的に卵管が広がるため妊娠がしやすい状態です。

タイミング指導

タイミング指導とは、基礎体温やホルモンの分泌、超音波検査から排卵日を医学的に特定し、その排卵日に合わせて性行為を行う不妊治療です。タイミング指導は、排卵日を特定する以外には通常の妊娠と変わらないため、体の負担が少ないのが特徴です。

基礎体温からタイミング療法を行うかたで続けているけど妊娠に結びつかない方はクリニックの受診をお勧めします。クリニックで不妊検査を受けると排卵日が実はずれていたり、不妊症の原因が見つかることがあり、治療することで妊娠に結びつく可能性があります。

タイミング指導は6回を目安に行い、妊娠に結びつかない場合は人工授精に切り替えます。

人工授精

人工授精は、タイミング指導と基本的に同じですが、精子が卵巣に入る過程が違います。排卵日を医学的に特定し、それに合わせて事前に精子を採取し、濃厚洗浄した後に細くて柔らかい管を精子の奥に注入します。卵巣に人工的に入れるため、精子の運動率が悪かったり性交不良の方には有効な治療になります、

人工授精の妊娠率は10％前後となり、3～6回ほど行い、もし妊娠に結びつかない場合は体外受精に切り替えます。

体外受精

体外受精は、通常、女性の体内で行う妊娠の過程を体外で人工的に行う不妊治療で妊娠率が高い不妊治療です。

1978年にイギリスと初めて行われた不妊治療で世界初の体外受精よる子供が生まれました。その女の子は順調に成長し、2006年12月には自然妊娠で男の子を、2013年には次男を出産し、体外受精で生まれた女性は将来、健康な子供を産むことができないという懸念を払しょくしました。

1979年にはオーストラリア、1981年にはアメリカ、1982年以降はヨーロッパ諸国で次々と成功例が報告され、2010年にはRobert Edwardsがノーベル生理学・医学賞を受賞しました。日本では、1983年に東北大学で国内初の体外受精の成功例が報告され、今では保険対象や自治体の助成対象になり、一般的になりつつあります。

体外受精は、細い針で卵巣に穴をあけ、卵胞原盤液ごと卵子を吸引します。取り出した卵子をシャーレという容器に入れ、精子をふりかけのようにかけて受精させます。

体外受精は、体外で受精の過程を人工的に行うため女性に不妊症の1番の原因である卵管性不妊に対して有効です。また、女性の体内に抗精子抗体のある方でも受精を体外で行うため、有効です。

顕微授精

顕微授精は、細いガラス針に精子をいれ、卵子に直接受精させる不妊治療です。理論的に精子１つと卵子が1つあれば受精できる不妊治療で、今まで対応できなかった男性不妊の乏精子症に対して有効な不妊治療です。デメリットとしては針で精子を注入するために卵子にとってはかなり太い針を刺さなければならず、卵細胞質膜を破る際には、吸引圧をかけて破り細胞質内に侵入するため、卵子には大きなストレスがかかってしまいます。しかし、顕微授精は培養士が顕微鏡下で確認しながら卵細胞質内に1つの精子を確実に注入するため、妊娠率が高いメリットが上まわることから世界中で広がっています。

顕微授精は、1992年に初めて行われた不妊治療で比較的新しい不妊治療です。妊娠率が高いところでは70％（クリニックの設備や胚培養士の経験や技量などに左右されますが）以上がでているため、圧倒的な速さで世界中に広がりました。日本でも1994年に初めて顕微授精が行われ、今や保険対象になり自治体でも助成金がでるなど少子化対策においても注目されています。