岡山二人クリニック
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊検査 |
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特徴 |
女医在籍 不妊治療専門 |
WEB |
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TEL |
岡山二人クリニックの紹介
岡山二人クリニックは、岡山県岡山市の不妊治療専門クリニックです。
常勤、非常勤合わせて9名の医師や7名の胚培養士、その他優れたスタッフにより高度な技術体制を構築し、2014年は912件の妊娠実績を得ています。
望妊治療センターでは、生殖医療(不妊治療)を専門におこないます。
不妊検査
基礎体温
基礎体温とは、女性の体温の変化を毎日記録し、変化から排卵日を推定する手掛かりになる検査です。基礎体温とは、人間が最低限生きるために必要なエネルギーしか使用していない状態での体温をさし、就寝時の体温がこれに当たります。しかし、実際に寝ている時の体温を毎日計るのは現実的ではないため、朝起きて一番最初の体温をさします。この時、通常の体温計では測ることができない小さい体温を拾うため、婦人用の体温計祖使用します。
女性の体温は、高温期と低温期があり、高温期は黄体ホルモンの影響を、低温期は卵胞ホルモンの影響を受け変化します。
超音波検査
超音波検査とは、超音波が壁に当たると反射する性質を利用し、音波を基に画像を生成し、映像として流し続けることで子宮や卵巣の形状を観察します。卵巣や子宮に疾患や炎症などの異常が見つかれば、すぐに治療をし、不妊治療の前に不妊症の原因を取りのぞきます。
超音波検査の一番の目的は、子宮内膜の厚さや卵胞の発達具合から排卵日を特定することで、排卵日を特定し、タイミング指導や人工授精につなげていきます。
子宮造影検査
子宮造影検査とは、受精するために卵子と精子が出会うための道である卵管に異常がないかを調べる検査です。卵管は非常に細かく、超音波検査でも測ることができません。そのため、レントゲンで光る性質を持つ造影剤を膣から体内に注入し、卵管を通過している時にレントゲンや触診を用いて、卵管に詰まりやフィルムのような癒着がないかを観察します。
造影剤を入れた影響で多少の詰まりや癒着は解消することがあり、また卵管が一時的に広がることで妊娠率が上がることが特徴です。
タイミング指導
タイミング指導とは、排卵日を超音波検査やホルモン検査、子宮頚管粘液の状態などから排卵日を特定し、その日に合わせて性行為を行う事で妊娠を目指します。
タイミング指導は、排卵日を特定する以外は基本的に通常の妊娠と同じため体の負担が少ないことから不妊治療では高齢や卵管に問題がなければ、基本的には一番最初に行う不妊治療です。
タイミング指導の妊娠率は5%前後と言われ、基本的には複数回行います。通常でも排卵日に性行為を行い妊娠する確率は4回に1回と言われており、タイミング指導も4~6回ほどで妊娠することが多いようです。もしこれ以上の回数になると次の人工授精や高度生殖医療に切り替えることが多いです。
月経不順や排卵障害のため、排卵日を特定することが難しい場合は、排卵誘発剤を用いて卵子を発育させ、妊娠率を高めることがあります。
人工授精
人工授精とは、排卵日を特定し、その日に合わせて精子を事前に採取し、採取した精子を濃厚洗浄処置し、細くて柔らかい管を用いて膣から精子を子宮の奥に注入する不妊治療です。
精子を人工的に子宮に送り込むため、精子の運動率の悪さやEDなどの性行不良に対して有効な不妊治療ですが、受精自体は通常のため、卵管性不妊などには有効ではありません。
人工授精の妊娠率は10%前後と言われており、タイミング指導の倍の妊娠率になります。また、排卵誘発剤を併用すると15%前後と高い数値となります。人工授精は、体の負担が少ないことやスピーディーに行えることが特徴で、4~6回ほどで妊娠できることが多いようです。4回~6回ほど行い、妊娠できなければ高度生殖医療を検討します。
体外受精
体外受精とは、通常では女性の体内で行う受精のサイクルを女性の体外で行う不妊治療で、子宮に受精卵をもどすための「胚移植」という治療とセットで行います。体外受精は、卵子と精子の出会いの場に問題があるような卵管性の不妊、動きのよい精子が少ないなどの症状に対して有効で、人工授精でも妊娠に結び付かなかった時に対して行う事が多いです。
体外受精は、まずは排卵誘発を行います。月経がはじまったら排卵誘発剤を使用し、超音波検査で卵子の育ちを確認しながら採卵日を確認します。注射器のような針で卵巣に穴をあけ、卵子を吸引し取り出します。卵子を容器に入れ、事前に採取しておいた精子をいくつも上からふりかけ、受精させます。この過程では、あくまで受精自体は卵子と精子の力に任せます。受精した受精卵を培養し、胚にした後に着床に向けて胚と子宮の状態のよいタイミングで胚移植をします。細い管に吸い取った胚を腟から子宮のなかに送り込みます。
体外受精は、ノーベル賞を受賞しているなど効果は世界中に認められていましたが高額のため、だれもが受けることができない状態でした。ただし、近年では保険対象になったことで一般の人にも手が出しやすい状況になっています。
顕微授精
顕微授精とは、顕微鏡の視野で観察しながら細いガラスの針で精子を入れ、卵子に直接注入する不妊治療です。顕微授精は、妊活の最終手段と言われており、顕微授精の歴史は浅く、まだ25年ほどしかたっていないに関わらず、不妊症の夫婦の5組に1組が「顕微授精」を選んでいるなど顕微授精の期待度がわかります。
顕微授精は、理論上、精子1つに対して卵子1つで妊娠が可能です。、男性側の精子の状態(運動率や精子の数)が極端に良くない場合は、いきなり顕微授精をすすめられることがあります。 「精巣」から直接精子を回収する手術をした場合など、精子の数が著しく少ない場合などは、顕微授精が唯一の選択肢になります。
日本生殖医学会の報告によると、顕微授精による受精率は50〜70%と言われています。人工的な技術を用いて受精させることが要因で、妊娠率が高くなっていると思われます。
口コミ
【医師の説明】
勉強会やカウンセリングがあり、不妊治療についての説明がされるようです。その際に資料や冊子をもらい、しっかり読んで欲しいとのことです。その上での質問事項については丁寧な回答をもらえるとの声が多くなっています。患者数も多く、少し淡々とした印象を受けることもある様ですが、基本的には納得感を持って前向きに治療を受けている方が多い印象を受けます。
・資料をあらかじめ読んでおいたり、治療の進め方の勉強会に参加して知識を得たりした上で質問をしたり説明を受けたりすることで、かなり納得して治療を進めることができた。質問に対する医師の説明や回答は丁寧で満足できた。(20代女性)
・冷たい感じの先生もおられましたが、その先生もちゃんと答えをくださり、ほかの先生も丁寧に対応してくださり、うれしかった。(30代女性)
【医療技術】
不妊治療における実績は高く、さすが専門病院と感じている方も多くいます。情報開示なども積極的になされ、安心感もあるようです。個々に合わせて様々な治療法の提案や高度な技術の提供など、全体的に好印象・高評価の声が上がっています。
・技術面に関しては、大学病院より専門化されていると思う。(40代男性)
・自分以外の年齢層との違いで強めのホルモン療法を用いることを説明してもらって術後、採卵数も納得できる数が採れていたと思うので、適切でよい結果に導いてもらえたと思っています。(40代女性)
【医療設備】
配布される冊子で医療設備などの説明がされるようです。最新の機器の導入もあり、高度な治療をおこなうための設備が十分に整っていると感じている方が多くいます。
・体外受精に関して、かなり高度な医療設備があり、管理も徹底していた。(20代女性)
・病院は清潔感があり、患者の精神面に配慮した、施設のつくりやシステムは素晴らしかった。(40代女性)
【待ち時間】
待ち時間については、タイミング次第ということもあるようです。待ち時間が長かったとう声が若干多いように感じますが、同様に短かったという声もあります。また、プライバシーへの配慮がしっかりとされていることで、メールでの呼び出しがかかって診察室へ行くという流れになるそうです。
・曜日によっては待つこともあったが、1時間以上になることはなかった。メール呼び出しにより、かなりスムーズだった。(20代女性)
・日によると思います。また、時間帯にもよると思います。基本的に、完全予約制で、遅れがどれほどでているかが、院内のモニターに表示出されます。また、プライバシー保護のため、呼び出しは、携帯のメールでされます。(30代女性)
【スタッフの対応】
クリニック全体でシステム化がされていることで、スムーズな流れが出来上がっているようです。必要な場合にはスタッフが対応するようですが、臨機応変な対応などができることで安心感を持っている方も多くいます。
・予約の電話対応や受付の対応は適切にやってくれています。ただし、普段の予約はネットでとるし、受付は自動受付なので、受付の方とお話をすることはありません。(40代女性)
・スタッフの対応は丁寧だった。ただ忙しそうだとは感じた。その中でも真摯な対応をされていたと思う。(40代女性)
診療時間
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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午前 / 9:00〜12:20 午後 /15:00〜18:20 ※火曜/木曜/土曜/日曜午後、休診 ※受診前には必ずクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
費用
※2022年4月に開始された不妊治療の保険適用により記載の料金と異なる場合がございます。詳細は各クリニック様にお問い合わせいただきますようお願いいたします。
人工授精 |
総額¥20,000 |
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体外受精(採卵および採卵以降の費用) |
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-採卵時の静脈麻酔および管理 |
¥9,471 |
-採卵後管理:末梢血液一般検査・超音波検査など |
¥5,000~¥10,000 |
-採卵:点滴・抗生剤・採卵後の血液一般や超音波検査を含む |
¥76,000 |
-媒精(通常法)および翌日までの培養と受精確認 |
¥70,000 |
-顕微授精(顕微法):採卵後管理への追加費用 |
¥64,000 |
-採卵翌日以降の受精卵培養(2~5日間) |
1日あたり¥ 12,000 |
- 新鮮胚移植:ホルモン剤・着床診断血液検査が別途必要 |
¥38,000 |
-透明帯開口AHA |
¥24,000 |
-胚盤胞の凍結:保管費用が別途必要 |
¥30,000に 1胚追加あたり¥ 5,000円、上限 ¥80,000 |
-胚盤胞の1年間までの保管(保管数変更は移植決定時に申し出のみ対応) |
1~4胚:¥20,000, 5~8胚:¥30,000, 9胚以上:¥40,000 |
-卵胞ホルモン貼付剤:融解胚移植で約60枚使用 |
1枚あたり¥ 100 |
-黄体ホルモン膣剤:新鮮移植後や融解移植妊娠判明後に使用 |
1錠あたり¥ 300 |
-融解胚移植:事前準備や着床診断検査が別途必要 |
¥70,000 |
-凍結卵子の1年間までの保管(医学的適応に限る) |
¥20,000 |
※受診前には必ずクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
アクセス
岡山県 岡山市北区 津高285-1
JR津山線 法界院駅 徒歩37分