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不妊は病気じゃない。不安に寄り添い、心と体に優しい不妊治療を。

2019/03/06

2022/02/02

2019年、JR国分寺駅から徒歩2分に開院した国分寺ウーマンズクリニック。働く女性も無理なく通院できる他、男性も通院しやすいよう、男性不妊クリニックとも連携しているなど、配慮が行き届いているクリニック。今回は、谷垣礼子院長にお話を伺いしました。

働く女性が通いやすいこと、待ち時間をストレスにしない

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ー 谷垣先生は大学を卒業してから、どのようなご経験を経て国分寺ウーマンズクリニックを開院されたのでしょうか。

谷垣先生: 私は最初は麻酔科医でした。当時から不妊治療に興味があったので、慶應病院での研修後、慶應病院の生殖班に入り、卵管の治療、卵管形成術などを行ったり、体外受精の治療に関わりました。

その後、慶應の関連病院で体外受精含めた不妊治療に従事し、そこから開業いたしました。

不妊治療中の方に寄り添いたい

私自身、なかなか子供に恵まれず、いろいろ試行錯誤、悩んだ時期もありました。私と同じ思いの方に寄り添いたいと思い、開業に至りました。

ー 谷垣先生のクリニックでは、駅から近く働く女性にとっても通院しやすそうな印象ですがその点はいかがでしょうか。

谷垣先生:国分寺は乗り換え駅も近いので、利便性は悪くないと思います。もし職場がお近くで九時に出勤という場合は朝来て頂くことも可能ですね。意外と患者様に知られていないのは血液検査のホルモンの検査というのは結果が出るまでだいたい30分〜1時間くらいかかるということ。

そういった時間すらもったいないと思われる方は、朝、出勤前に来て頂いて、採血してからお仕事に行き、夕方また病院に戻ってから検査結果を聞く、という方法をお勧めしています。

谷垣先生

不妊治療では待ち時間を気にされている方が多いので、出来る限り無理なく、予約が取れるよう、インターネットや電話で予約を承っています。

クリニックによっては長時間待つこともあり、なるべくそのような待ち時間はストレスになりますので、何時間も待つということがないようにしたいですね。

ただ、体外受精が始まると、生理の何日目にくるといったパターンが多いので、そういう時はお電話で伝達していただければ、予約が一杯でも入れるようにしています。

女医であっても打ち明けられないことは看護師がフォロー

ー 女医の先生は悩みを打ち明けやすいと言われていますが、実際はいかがでしょうか。

谷垣先生:そうですね。身体に注射を打つことへの不安だったり、通院の不安だったり、費用の不安など、治療以外でのご相談をして頂くことがあります。

それでもやはり医者には言えないような、心の中で悩んでいることがある方もいますよね。 それをご主人にぶつけるとそれがまたストレスに感じる方もいらっしゃいます。

そういった患者様がいらっしゃることもあり、当院では必ず看護師がコンシェルジュのように、1人の患者様に対して1人の看護師がついています。

看護師が事前にお話をお伺いして、私が診察した後、同じ看護師がフォローして、どういう悩みがあるのか、それをヒアリングする事をしています。

また、患者様の中には金額などについても心配されている方が多いので、私には伏せた状態で、それも看護師が費用の面で心配していることなどをお伺いしています。

できるだけ患者様のご不安がないように治療を受けていただきたいなと思っています。 やはり、患者様にとって妊娠といういい結果をもたらしたいと思っていますので、よく相談して、その患者様に一番近道で、納得できる方法を決めていく、という段取りでやっています。

待合室に飾られた大きなバラの絵。先生のお母様による作品。
待合室に飾られた大きなバラの絵。先生のお母様による作品。

心にも体にも負担をかけない不妊治療を

ー 谷垣先生はアロマセラピー学会にも所属されていますが、やはり治療以外でストレス面でも配慮されているのでしょうか。

谷垣先生:そうですね。不妊ってホルモンのバランスと密接な関わりがあるんですね。ホルモンのバランスは脳から制御されているんですけれども、同じ場所からストレスに関わるホルモンも一緒に出てくるので、不安が長引くと、鬱になることもあります。

先生の机に置かれたアロマイオル

不妊に関わらず、不安、先の見えないゴール、というのはホルモンのバランスが悪くなり、治療をしていても悪循環になります。

そういった面でストレスケアも今後アロマセラピーを取り入れるなどして、行っていきたいと思います。

おちついた休憩室
おちついた印象の休憩室

ー クリニックによって治療方針が様々ですが、採卵などはどのような方針でいらっしゃいますでしょうか。

谷垣先生:私は同じ女性としてやはり身体に強い負担をかけたくないと考えていて、強いお薬を無理に使うと、身体に早く更年期がきてしまったりすることもあると考えています。

となると、その後の自分の人生に関わるような身体の負担が起こるのはあまり良くないと思っています。過度な刺激はあまり好ましくないかなと思います。

男性不妊クリニックと連携し、男性の治療もスムーズに受けられる

ー エスセットクリニック(男性不妊のクリニック)と連携されていますが、なぜでしょうか。

谷垣先生: 当院では顕微授精だとIMSI(イムジー)までは行っているのですが、TESE(テセ)は難しいため、エスセットクリニックと連携しています。

逆にエスセットクリニックで男性不妊が見つかった方で、当院で顕微授精をご希望される方は、すぐに治療できるような体制になっています。

男性不妊の中でも、精索静脈瘤の場合は治療して改善が認められる可能性がありますので、手術をおすすめすることになります。原因不明な場合は、当院で顕微授精ということになります。

手術室
手術室

不妊は病気じゃない。だからこそ不安なのが不妊治療

ー 谷垣先生にとって、不妊治療はどうあるべきだとお考えですか。

谷垣先生:不妊というのはそもそも病気じゃないと言いますか、皆さん、身体自体は元気でお仕事がちゃんとできる、普段の生活ができるという方々で、病気として目に見えるものでないですよね。だからこそ、不安に思っていらっしゃる患者様が沢山いらっしゃるんですね。

とはいえ、自分の身体の中のことなので調べてみないとわからないということがありますし、普段のお仕事や普段の生活しながらでも通えるような、状況でないと通院できない。また、不妊という悩みはお友達に打ち明けにくいですし、相談できないですよね。

そういった悩みを打ち明けやすいようなクリニックを作りたいと思っています。

不妊治療は夫婦で歩むもの

不妊治療はやはり、ご夫婦で歩むものだと思っています。ご主人、奥様が共にお仕事をされたり、普段の生活が忙しいとは思うのですが、よく話し合えるような、ご夫婦で分かり合えるようになる情報をこちらから提供していきたいなと思っています。

奥様がメインとなって頑張ってらっしゃる方の中には、きっとご相談相手がなくて、不安に思ってらっしゃる方もいると思います。

ぜひ何かご質問あれば、お伺いして、ご相談にのっていきたいなと思っています。

谷垣礼子先生のご紹介

略歴

宮崎県出身 大分医科大学(現 大分大学医学部) 卒業 慶應義塾大学医学部麻酔科学教室 済生会横浜市南部病院 立川病院 など 慶應義塾大学医学部産科婦人科学教室 JCHO埼玉メディカルセンター 済生会宇都宮病院 東京都済生会中央病院 荻窪病院  虹クリニック など

所属学会

日本産科婦人科学会 日本生殖医学会 日本受精着床学会 日本人類遺伝学会 日本東洋医学会 日本アロマセラピー学会

資格・役職

日本産科婦人科学会専門医 日本産科婦人科学会指導医 日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医 生殖医療に関する遺伝カウンセリング相談受け入れ可能な臨床遺伝専門医 麻酔科標榜医 日本アロマセラピー学会認定医 日本アロマセラピー学会理事

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