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無精子症の救いの手、顕微授精とは?|顕微授精の適応

      2016/08/07

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顕微授精とは、体外受精の一種ではありますが、卵子の細胞内へガラス管で直接精子を注入して受精させる方法のことです。顕微授精は、タイミング法や人工授精、体外受精などさまざまな不妊治療を行っても妊娠することができなかった場合に用いられることが多い方法です。名前こそ聞いたことはあるものの、どのようなときに行われるものなのかを知らない方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、顕微授精がどのような方に適応しているのかをご紹介していきます。

不妊治療「顕微授精」の適応①無精子症

無精子症とは、その名の通り精液の中に精子がない状態を指します。ですが、近年は医学が進歩したこともあって、精巣から精子を取り出して受精(顕微授精)を行うことができるようになってきているようです。顕微授精は無精子症と診断されたときに行われることが多く、妊娠の可能性を高めることができる不妊治療だと言われています。精子がほとんどない状態から精子を取り出し、それを卵子と人工的に受精させることで、自然妊娠が困難なケースにも顕微授精は対応するようです。

不妊治療「顕微授精」の適応②乏精子症

乏精子症は、精液の中に全く精子がいないわけではないものの、数が圧倒的に少ないものを指します。また、数は十分にあっても、精液の中の精子の運動能力が低下しているようなときでも、顕微授精を行うことで妊娠する確率を高めることができるようです。顕微授精は人工的に卵子と精子を受精させるので、体外受精に比較して精子の運動能力に影響されない不妊治療と言われています。

不妊治療「顕微授精」の適応③受精障害

顕微授精は、受精障害がある場合にも適している不妊治療のひとつとされています。体外受精によって卵子と精子を培養し受精卵を作っても子宮内に着床することができなかった人や、1つの卵子に2個以上の精子が受精してしまう多精子受精などが起こりやすい人に、顕微授精が適していると考えられています。

顕微授精は、男性側に原因がある場合に行われることが多いイメージがあるかもしれません。しかし、受精障害のように女性にも妊娠しにくい原因があるときにも行われる不妊治療であるようです。