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矢沢心さんがセミナーで語った妊活と不妊治療(前編)

      2018/11/21

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2018年2月27日に開催された「手おくれにならないための妊活セミナー」では、タレントの矢沢心さんをパネラーにお迎えし、不妊治療netを運営するF Treatment代表の白がお話をうかがいました。対談の中で語られた矢沢心さん自身が経験した妊活と不妊治療についてのお話を2回にわけて配信していきます。

第1回目では、もともと妊娠しづらい体質だったという矢沢心さんが、妊活・不妊治療を経て妊娠するまでの苦労を語ってくれました。

―10代で排卵障害と診断。ピルをやめても妊娠しなかった―

心さんは結婚後、いつから妊活を始めたのですか。

心さん

私は結婚前から自分の体については調べていました。10代の頃に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)という排卵障害だということを、生理不順だったことから知りました。
このままでは妊娠が難しいということでピルを飲んでいました。ピルを飲んでいても、飲むのをやめた後は妊娠しやすいと聞いていたので、ピルをやめると妊娠すると思っていたんです。
実際にはピルをやめても、結局生理がちゃんと来なければ妊娠するわけがないんですよね。
それを知ることになったのは、妊活を始めて何年も経ってからでした。
10代で自分の体の症状がわかったので、20代から妊活をしました。
結婚するのであればその前から妊娠しやすいカラダ作りを始めないと、と思っていました。

具体的に妊活を始められてから、まずどんなことに取り組まれたのですか。

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心さん

まず最初にしたことは病院選びでした。家から近いのか、職場から近いのか、進んだ技術があるところなのか。わたしは、まずは友達に教えてもらった病院に通いました。妊活や不妊治療に限らず、まずは自分の体を知ることが大事です。それに伴い、病院選びもとても重要になってくると思います。

妊活の始まりとして、まずは自分の体を知るために病院選びをされたんですね。
日常生活に関しては、どんなことに気をつけていましたか。

心さん

最初に気をつけたのは冷えの改善ですね。もともと冷え性だったので、冷たいものを取ることはやめました。飲み物も常温か温かい物。夏でもアイスを控えました。
気をつけ始めたころは女優業もしていたので、おしゃれをしたかった時期でもありました。
ヒールやスカートを履いたり、かつ仕事柄ショートパンツなどの短めで肌の露出が多い服を着ることもありましたが、それは極力仕事の時だけにして、普段はブーツやスニーカーなどを着用していました。冷たいもの、体を冷やすことはしないように心がけていました。

妊活時の冷え予防について

―終わりの見えない不妊治療。「辛いときはたくさん泣きました」―

心さんは実際に不妊治療を経験されていらっしゃいますが、どんな事が辛かったですか。

心さん

終わりが見えないことが一番、精神的に辛かったです。肉体的な辛さはいつか赤ちゃんを抱くため!という思いがあったので我慢できました。私は赤ちゃんがほしい、だからこそ不妊治療をする...そのためには、痛い注射も我慢できますし、通院も頑張ります、時間も頑張ってつくりますというふうに(肉体的に大変なことでも)取り組めるのですが、そんな時に生理がきたり、せっかく赤ちゃんがお腹に来てくれたのにさよならをしなければいけなかったりというのは、精神的に苦痛が大きかったです。

そうなんですね。そうした辛さはどのように乗り越えていかれたのですか。

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心さん

乗り越えなければいけない...というよりも、赤ちゃんを抱くためには、そこでくじけてはいられなかったんですよね。だからそんなときはたくさん泣きました。とにかく辛いときは泣く、楽しいことを探す、そして無になる時間を作りました。
不妊治療が進んで行く中で、ちょっとでも考えたくない時があるんですよね。生理が来てしまったことや、周囲から「赤ちゃんまだ?」と言われることの辛さなど...そういったことは当人しかわからないことで、周りの人は悪気があって言っているわけではなかったり、本当に(赤ちゃん)まだなのかなと疑問に思って言った一言でも、当人にしてみればすごく重い言葉であって...
そうした言葉を言われるのはとても精神的に苦しかったです。「私だって(赤ちゃんに)会いたいんです。今病院に通っているんです。」(と言いたかった)けれども、病院に通っていることを言っても相手の方だって困っちゃうじゃないですか。
「あ、病院通ってるんだ。そうなんだね。」ってそれ以上の話は膨らまないので、やっぱり(不妊治療を)経験をしてない人には言うべきではないのかな、と私は思ったので、それ以上の会話はしなかったです。そういった部分は苦しかったですね。そういうのを乗り越えるには、本当に一日一日無になる時間をつくって、楽しいことを探すとか、自分の趣味を見つけて、好きなDVDを見るとか。
何でもいいと思うんですが、何かそこ(不妊治療)から離れられるものを見つけることができれば、少しでも心にゆとりができるのかなと思います。

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なるほど。ストレスを溜めすぎない、我慢しすぎないということが大切ということなんでしょうか。

心さん

我慢というか、もう治療しているだけでたくさん我慢しているんですよね。追い込んでいるんですよ。自分にいつも「がんばれ、がんばれ」って言ってるけど、なかなか(赤ちゃんが)できないから頑張るわけで。
やっぱりそこを乗り越えられるのは自分でしかないと私は思っているので、誰かに相談して、言ってほしい言葉を言ってもらっても、心が晴れなければ、そこを乗り越えられることはできなくて。
やっぱりそこをなんとしてでも乗り越えるためには、「自分の中でどうしたいか、今自分がどういうことをしていきたいか」ということを頭の片隅に置いておくことがすごく大事かなと思います。

不妊治療とストレスについて

妊活においては、まずは自分の体の状態に向き合うこと、そして不妊治療に取り組むうえでは、自分の気持ちに向き合い、自分の心の声をしっかり聴いてあげることが大切だということをセミナー参加者に伝えてくれた矢沢心さん。次回(4月4日配信予定)は「夫婦での取り組み」をテーマに、心さんが不妊治療に対してどのようにご夫婦で取り組まれたかを語ります。