どんな方法で治療すべき?一人一人に合わせた治療とは?
 
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どんな方法で治療すべき?一人一人に合わせた治療とは?

      2017/11/08

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前回のコラムで、患者様の気持ちに寄り添うクリニックとしてご紹介した田園都市レディースクリニック。今回は引き続き、患者様への具体的な治療の提案の仕方や、タイミングなどを河村院長に伺いました。

一人一人に合わせた治療とはどのようなことでしょうか?

同じ年齢でもAMH(アンチミューラリアンホルモン)に代表されるようにその方の卵巣予備能は個々人でかなり差があります。また、同じ患者様でも月経周期毎に状況が異なってまいります。これらのことを十分に把握し、体外受精の採卵時の刺激一つにしても、年齢やAMH値、過去に治療経験があればその際の刺激法と卵巣の反応や胚の結果、その周期の胞状卵胞数や卵巣の状態、FSH(卵胞刺激ホルモン)や他のホルモン値、等を考慮しながら、周期毎に合った方法を提案しております。

最新設備の整った採卵手術室

最新設備の整った採卵手術室

患者様に合わせた治療の一例についてお聞かせください。

編集部:患者様の状況が個々に異なるので一概には言えないと思いますが、例えば、体外受精を提案するケースではどのようなタイミングでされるのでしょうか。

両側卵管閉塞や重症男性不妊症のように明らかに体外受精や顕微授精の適応になる場合は、はじめからご提案しますが、患者さんの状況によって個別に判断しております。一般的には、年齢が若く卵巣予備能もまだ十分にあり、ご本人が希望されれば、人工授精を5回程度まで実施して結果が出ない場合には体外受精のご提案をします。一方で、年齢が高い、卵巣予備能が低下している、などの場合は、一般不妊治療に長い時間をかけるよりも、その方の状態やご希望にもよりますが、早期の体外受精のご提案をすることもあります。

編集部:体外受精において、できるだけ自然で弱い卵巣刺激をしていた患者さんが、結果が出なかった場合、それを強い刺激のものに代えた方がいいケースなどがあると思います。そのようなご判断やご提案はどのようなタイミングでされるのでしょうか。

体外受精の結果、妊娠に至らなかった場合、その場でまずその周期を振り返ります。刺激方法はもちろんのこととして、卵巣の反応、発育卵胞数、採卵数、受精方法や受精率、移植胚(初期胚か胚盤胞か)、胚移植(新鮮胚移植か、凍結胚移植か)、着床期の子宮内膜やホルモン値、黄体補充など様々な角度から検討し、次回の治療方法の提案をします。一回の治療で妊娠に至らなかったからといって、必ずしも治療方法を変更しなくてはいけないものではなく、例えば前回の刺激方法そのものには問題がなく、刺激方法は変更しないで行うことが最良だと判断すればそのようにすることもあります。それ以前にも治療されていれば、治療経過のデータが蓄積されることによって、より最良な方法が見えてくることもあります。さらに、周期ごとに患者さんの状態も変わってきますので、治療開始時の状態に合わせて選択していきます。

他の病院で治療を続けていた患者様が転院してくるケースもありますか?

暖かい雰囲気の安静室

暖かい雰囲気の安静室

当院へ転院されてくる方の中には、妊娠という結果がなかなかでない、採卵数が少ない、排卵誘発剤による副作用が強かった、顕微授精の受精率が悪い、胚盤胞移植を実施したいが胚盤胞まで発育しない、などの悩みを持った方が多く訪れます。当院では、卵巣刺激法の選択肢を増やし、採卵数が少な過ぎる方には、卵巣予備能にもよりますが刺激方法の変更により、可能であればより採卵数が増える方法を選択しています。逆に排卵誘発剤による副作用が強かった場合には、よりマイルドな刺激法のご提案をしています。また当院では顕微授精による正常受精率も例年80%を超え、受精卵あたりの胚盤胞到達率も60%台後半となっていることが、多くの方々が妊娠されている理由の一つとなっております。

転院する際に気を付けることは何かありますか?

厳密に管理されている培養室

厳密に管理されている培養室

転院される際は、できるだけ過去の治療歴がわかるものをお持ちいただくほうがいいです。それまでの体外受精の際の刺激方法、それによる卵巣の反応や発育卵胞数、採卵数、移植胚の状態などがわかると、より良い結果を出すための卵巣刺激方法や移植胚、移植時期の選択などその後の治療を進める上で非常に役立ちます。

スタッフの方々が気を付けていることはありますか?

中庭の植栽など、緑や花々で癒されます。

中庭の植栽など、緑や花々で癒されます。

患者様の立場に立って考えることを徹底し、常に自分だったらどうして欲しいかを考えて行動するよう指導しています。各部門ともに毎日ミーティングを行い、患者様に安心して通院していただけるように徹底するともに、時には立ち止って考える機会や、他の人の視点、気持ちを考える機会を設けています。また、不安な思いで来院される方がここに来て良かったと、思っていただけるよう「笑顔」で出迎えるよう心がけています。

最後に、来院を検討されている方に一言お願いします。

もしかして不妊かも?、妊娠できるかどうか知りたい、まずは話を聞いてみたい。という方から、治療を続けていてもなかなか妊娠しない、ステップアップを考えている方などなど、どのような方でもまずは来院してご相談ください。

 

▶前回コラム「2万人以上を妊娠に導いた病院に聞いた。不妊治療が不安な理由とその対策とは?

最後に田園都市レディースクリニックの口コミをご紹介します。

医療設備について、不妊検査や治療に関する設備は一通り揃っていましたし、通常痛みを伴うような卵管造影検査の機械は痛みを軽減するような最新の装置を使っていると聞きました。多くの患者に対応するようたくさんの診察室と診察台があり、設備的には満足いくものでした。看護師さんたちは皆さん優しく丁寧で仕事もテキパキとこなし、嫌な思いをしたことは1度もありません。不妊治療に通われて精神的にもつらい思いをしている患者が多い中で、スタッフさん達はその気持ちを癒す存在だったと思います。

患者さんの人数はとても多いので、診察時間はとても短いのですが、こちらが聞きたいことには時間をとって図を描いたり、本のようなものを開いて説明してくださいます。質問がなければ数秒で診察は終わりますので、疑問や質問があれば先生に自分から聞いた方がいいと思います。受付の方はいつも電話がなり続けているので、忙しそうですが、そんな中でもこちらが話しかけたい感じを察して声をかけてくれます。ナースの方はいつも笑顔でむかえてくれるので、安心しておまかせできます。採卵のときなどは、痛みを和らげるためにそっと触れてくれたりしますが、それだけでも安心できます。

HP:http://www.denentoshi-lady.com/
住所:〒227-0062 横浜市青葉区青葉台2-3-10 ラルク青葉台5F
/ 東急田園都市線「青葉台駅」から徒歩2分
電話:045-988-1124
診療時間:午前診療9:00~12:30、午後診療14:30-18:00(土曜は17:00まで)
※日祝日は体外受精の方のみ
口コミ:https://funin-info.net/clinics/1763