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不妊治療、なかなかうまくいかないあなたへ

      2018/04/03

バンザイ

不妊治療というゴールの見えないトンネル。長く続くと、誰もが一度はやめようかな、と考えることがあるかもしれません。気持ち的に行き詰まってしまうと、身体にも悪影響を与えてしまいます。そんな時には、不妊治療をお休みするのも1つの選択肢です。時には不妊治療をお休みして、気持ちをリフレッシュさせることも大切です。今回は、不妊治療をお休みしていても妊孕(にんよう)力を高められる方法や、ストレスから自分を解放させるためのヒントをご紹介します。

不妊治療をお休みしても、妊孕力を高める方法とは?

時間が限られているのに、不妊治療をお休みして機会を逃したくないと思われる人もいるかもしれません。ですが、治療をお休みしたり、治療の合間であったりしても妊孕力(妊娠する力)を高める方法があります。その方法の1つが漢方や鍼灸を用いた中医学です。

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不妊治療で妊娠できない。でも中医学で妊娠することも?

不妊治療においては、ほかの人が成功した治療法が自分にとっても良い方法だとは限りません。そもそも卵子・精子の質が落ちていると、人工授精や体外受精をしても妊娠しにくくなります。それは年齢とともに卵子や精子の質が低下していくことが影響しているためですが、お腹が冷え性の人は、さらにその質を低下させてしまうようです。中医学によって、そうしたお腹の冷えなどの体質改善を促すことが、妊孕性の底上げにつながるとされています。

そもそも中医学って?

中医学は、中国の伝統医学に基づいて鍼灸と漢方を組み合わせることにより、体質の改善を促します。その人の身体と心の状態を診て、そのバランスを整えるための鍼灸と五臓を補う漢方の調合をしていくというものです。そのため、同じ不妊症でも、それぞれの体質に合った鍼灸と漢方薬が処方されます。心身のバランスを整えながら身体本来の機能や力を取り戻す・保つための方法が中医学です。

不妊症と中医学①|なぜお腹が冷えていると不妊につながるの?
前述したように、お腹が冷えている人は、卵子や精子の質を低下させてしまい、本来ある妊娠する力を弱めてしまいます。お腹が冷えていると生殖機能が正常に働かず、元気で質のよい卵子を育てたり、排卵や着床することができなくなってしまうようです。よく女性は「身体を冷やしてはダメ」と聞きますが、男性の冷え性も不妊に大きく影響すると言われています。男性は女性に比べ、熱を作り出す筋肉量が多いため冷え性になりづらいと言われていました。しかし昨今は、睡眠不足やストレスなどにより、男性でも自律神経の働きが乱れやすくなっている人が増えているそうです。そうした要因で引き起こされた冷えによる血行不良は、精子をつくるうえで大切な生殖機能をも低下させてしまいます。妊孕力を高めるためにも、男女ともに「冷えは大敵」ということを認識することが重要であるようです。

不妊症と中医学②|お腹の冷えはどうやって分かる?
お腹が冷えている人のなかには、「お腹が硬い」という人が多く、「硬いお腹」は、肥満や便秘、ストレス、月経異常、子宮や卵巣などの血行不良と関連して引き起こされます。中医学では、妊娠しにくいお腹のタイプとされます。お腹の冷えや硬さは自覚がない人が多く自分ではわかりづらいものなので、専門家による診察を受けて、身体の状態を知ることも大切です。

不妊症と中医学③|お腹の冷えはどうすれば改善できる?カイロはNG?
外気の冷え込む冬場は特に、お腹にカイロを貼っている人は多いのではないでしょうか。「カイロでお腹を温めているから自分はお腹を冷やしていないし安心」と思われる方も多いかもしれません。しかしカイロによって体の表面は温めることはあまり効果的とは言えないという見方があります。それは、カイロで体表を温める(血管を拡張させる)ことによって、子宮や卵巣などの内臓への血液の割合が減らされてしまうからです。内臓への血行不良を改善しないことには、妊孕力は高まりません。こうした内臓機能の血行不良に働きかける漢方もありますが、日本人は胃腸があまり強くないため、漢方の吸収を高めるために鍼灸を使うことで、大きな効果をもたらすとされています。このように漢方薬と鍼灸を組み合わせることが、中医学の特徴です。

不妊症と中医学④|漢方と鍼灸で冷えを改善・妊孕力を高める
鍼灸は、鍼とお灸で体内に熱を入れるため、血液の巡りが良くなり、「冷え」を取ることができます。身体のすみずみに新鮮な血液が行き渡ることで、低下してしまった妊娠力など、自己治癒力の回復が促されます。
また、中医学では漢方と鍼灸を併用することで、血流を整えて子宮や卵巣まで漢方薬を行き渡らせることができるため、より効果が高まると言われています。

不妊治療をお休みして、漢方や鍼灸で体質改善をした結果、妊娠したという例も最近では多いようです。人工授精や体外受精が合わなかった、そうした治療がストレスになるという方は、一度治療をお休みして、漢方や鍼灸を利用してみるのはいかがでしょうか。漢方の薬局でも妊活セミナーや相談会を実施するところが増えてきています。そうした場で専門家に話を聞きに行き、相談してみるのもおすすめです。関東に21店の拠点をもつ漢方の誠心堂薬局では、随時妊活セミナーも開催しています。
誠心堂妊活セミナー

今回は、東洋医学と西洋医学を合わせた中医学の考えに基づき、漢方と鍼灸の力で身体の調子を整えることで妊娠しやすい身体づくりを目指している、誠心堂薬局で治療を受け、妊活・妊娠した方の例をご紹介します。

30代前半・女性の口コミ
高温期が長続きせず、着床しにくい体質でしたが、煎じ薬を飲み続けたところ、基礎体温が安定し、3カ月で自然妊娠できました。早くてビックリしましたが、一時は「ダメなら体外受精」と思い詰めていたので、うれしかったです。
出典:http://www.seishin-do.co.jp/voice/sterility/2016-0129-n_responsive.html

40代前半・女性の口コミ
流産を繰り返していたため、身体の中から何か改善した方がいいのではないかと思い、誠心堂を訪れました。漢方薬と鍼灸を初めてから、もともと低体温ぎみだったのが、体温が上がるようになり、末端の冷え性もなくなりました。体の中から改善されているなということを実感して、続けられました。病院での内診では、鍼灸を始めてから子宮内膜も厚くなっていることが確認でき、「効果が出ているんだな」というのを実感しました。40代で自然妊娠できたことには自分でも初めは驚きましたが、漢方と鍼灸を続けた結果が出たのだなと思いました。40代ということで精神的な不安もありましたが、誠心堂の先生とお話しすることが安心材料になりました。

30代前半・女性の口コミ
結婚してから2年たっても子どもを授からない私に、誠心堂の不妊の看版を見た母の勧めで来店しました。(中略)20代で病院に行ったり、漢方を始めたりするのは早いかなと思ったけれど、正解でした。赤ちゃんが欲しいなら、早めに行動することをお勧めします。
出典:http://www.seishin-do.co.jp/voice/sterility/2016-0205-GUK_responsive.html

東京の不妊漢方10選|不妊漢方薬局口コミまとめ
煎じ薬の誠心堂取材#1|漢方×不妊治療について
煎じ薬の誠心堂取材#6|治療を受けた患者様の声

また、体質には気を遣っているのに、不妊治療で思うような結果がなかなか出ないこともあります。そして実に多くの人がストレスを抱えていると言われています。いったいどれほどの人が不妊治療に対して不安やストレスを抱えているのでしょうか。

不妊治療、85%がストレスを感じている?

夫婦

不妊治療には過度なストレスがかかると言われています。不妊治療を受ける夫婦にとって、ホルモン療法などの副作用や高額な治療費などは日常生活に影響を与えるストレスの要因だと言われています。実際に、ある調査では体外受精や顕微授精などの生殖補助医療の不妊治療を受ける患者のうち、85%*もの患者が特別なストレスを感じているという結果が得られています。その内訳は、「成功率を考えると子供をもつことができるかどうか不安」67.7%、「治療時間がかかる」53.7%、「経済的問題」が48.1%となっていたそうです。
*川崎医療福祉学会誌川崎医療福祉学会誌 19(1), 13-23, 2009 参照

どうしたらいい?不妊治療中のストレス。

不安な気持ちの女性

ストレスを抱え続けることは、不妊治療にとってプラスに働くことはありません。不妊治療では心の在り方もとても大切だと言われています。そこで、具体的に心をほぐす方法として次のような方法があります。

【1】ヨガや瞑想をしてリラックスをする。

ヨガ画像

ヨガはもともと、ゆったりとした動きと独特の呼吸法で心身をリラックスさせるという効果があります。ストレス解消を通じて、自律神経やホルモンバランスを整えることは、妊娠において良い影響があると言われています。また、最近では瞑想の1種でマインドフルネスという、ストレス軽減法もあります。今の自分の身体や気持ちの状態に気づき、心を整える方法です。意識的にリラックスする状態に導くことで、ストレスを減らすことができると言われています。

東京の妊活ヨガ4選|ヨガ教室・ヨガスタジオの口コミまとめ
妊活に月経血調整からアプローチ。銀座で通えるヨガスクール

【2】自分の好きなことをする。

好きなことをする

溜め込んだストレスを発散するには、純粋に自分の好きなことをするのが良いでしょう。
買い物をしたり、我慢していた事を思い切りやるのも1つの方法です。また、ペットや動物と触れ合うことや、写経、ライブに行くなど、実はホルモンバランスにいい影響を与えるストレス発散方法もあるので、興味があるものに挑戦するのが良いでしょう。具体的なストレス発散方法は「ストレスの発散法は?|不妊治療で感じるストレスの原因」でご紹介しています。

【3】セミナーやお茶会に参加する。

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<妊活セミナー>
病院で妊活セミナーを行うところは多いですが、漢方の薬局や、整体などでも妊活セミナーや相談会を実施するところが増えてきました。漢方や整体などの場合、妊娠する力である妊孕(にんよう)性を高め、なるべく自然妊娠を目指すことで注目されています。

<お茶会>
医療機関やNPO法人など、様々な団体が主催する、不妊治療に取り組む方々のためのお茶会が開催されています。2007年に格闘家・魔裟斗さんと結婚し、数年間の不妊治療の末に妊娠したことを発表したタレントの矢沢心さんも、定期的に不妊治療で悩む方々の意見交換の場として、お茶会を実施しています。お茶会で自分と同じような立場の方々と会って話し、病院や治療法の情報交換の場とっしているようです。また、同じ立場だからこそ治療の辛さも共有できるため、ストレス発散になっている方もいるようです。
▶矢沢心さんのブログ

【4】専門家に相談する。

相談所に電話をする

<相談機関に相談してみる>
不妊治療専門で相談できる相談窓口がいくつかあります。不妊に関する相談数は年々増加し、たくさんの方が各々の抱える不安を相談しています。中には不妊カウンセラーが在籍している医療機関もあります。不妊カウンセラーは不妊治療に関する専門的な知識や技術を有しており、不妊治療を必要としている方に心理面でサポートしています。不妊に悩む夫婦の状況を把握し、それぞれの状況に合わせた情報を提供したり、夫婦が互いの心理的な問題を解決できるように導く手助けも行ったりしています。医療機関によっては不妊カウンセラーを取得している看護師が在籍しているところもあるようです。
全国の不妊専門相談センター一覧

身近な人に相談できないことも、専門のカウンセラーに相談したり、同じ立場の人と語り合ったりすることで心が少し楽になるかもしれません。また、不妊治療では、一旦お休みをする、という方法もストレス軽減に役立つと言われています。不妊治療の経験者の中には、「旅行や趣味などでリフレッシュをするように心掛けた」など、余暇を楽しむことでストレスを溜めないようにしていた人もいるようです。

このように、長期化する不妊治療で抱えたストレスを一旦お休みすることで解き放ち、リラックスすることによって、張りつめていた緊張が溶けたり、体を整えたりする機会になるかもしれません。ストレスを抱えすぎずに、自分に合った方法を探しながら、取り入れてみてはいかがしょうか。