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不妊治療いつがやめどき?|一度、立ち止まって考えたいあなたへ

      2017/07/31

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不妊治療というゴールの見えないトンネル。不妊治療ネットの調査でも、「妊娠するまでどれぐらいの期間がかかるか分からない」といった不安を抱えている方が93%もいることが分かっています。長く続くと、誰もが一度はやめようかな、と考えたことがあるかもしれません。そこで今回は、一度立ち止まり、自分自身のストレスやパートナーとの気持ちに向き合うための大切な時間の過ごし方をご紹介します。

不妊治療のやめどきはあるのか?|生殖医療と年齢の壁

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終わりの見えない不妊治療に、気持ちがついていかない、といった方もいるかもしれません。不妊治療をやめようかと考えてしまうのは当然です。ただ、高度生殖医療は年齢と共に妊娠率、生産率(生きて産まれる率)が低下するという事実もあります。35歳前後からは、流産率の増加が起こり、体外受精、顕微授精などの生殖補助医療を行っても、妊娠率・生産率が低下するというデータが出ています。

不妊治療、85%がストレスを感じている?

夫婦

また、不妊治療をやめたいと考える理由にはストレスが挙げられます。不妊治療を受ける夫婦にとって、ホルモン療法などの副作用や高額な治療費などが、日常生活を脅かし大きなストレスの要因となっている場合があります。実際に、ある調査では体外受精や顕微授精などの生殖補助医療の不妊治療を受ける患者のうち、85%*もの患者が特別なストレスを感じているという結果が得られています。その内訳は、「成功率を考えると子供をもつことができるかどうか不安」67.7%、「治療時間がかかる」53.7%、「経済的問題」が48.1%となっていたそうです。多くの方が、なかなか誰にも相談することができなかったり、パートナーとぎくしゃくしてしまったり、ストレスを抱えながら治療と向き合っていると言われています。
*川崎医療福祉学会誌川崎医療福祉学会誌 19(1), 13-23, 2009 参照

どうしたらいい?不妊治療中のストレス。

ストレスを抱え続けることは、不妊治療にとってプラスに働くことはありません。不妊治療では心の在り方もとても大切だと言われています。そこで、具体的に心をほぐす方法として次のような方法があります。

【1】専門家に相談する。

相談所に電話をする

<相談機関に相談してみる>
不妊治療専門で相談できる相談窓口がいくつかあります。不妊に関する相談数は年々増加し、たくさんの方が各々の抱える不安を相談しています。中には不妊カウンセラーが在籍している医療機関もあります。不妊カウンセラーは不妊治療に関する専門的な知識や技術を有しており、不妊治療を必要としている方に心理面でサポートしています。不妊に悩む夫婦の状況を把握し、それぞれの状況に合わせた情報を提供したり、夫婦が互いの心理的な問題を解決できるように導く手助けも行ったりしています。医療機関によっては不妊カウンセラーを取得している看護師が在籍しているところもあるようです。
全国の不妊専門相談センター一覧

 

【2】セミナーやお茶会に参加する。

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<妊活セミナー>
病院で妊活セミナーを行うところは多いですが、漢方の薬局や、整体などでも妊活セミナーや相談会を実施するところが増えてきました。漢方や整体などの場合、妊娠する力である妊孕(にんよう)性を高め、なるべく自然妊娠を目指すことで注目されています。

誠心堂妊活セミナー

 

<お茶会>
医療機関やNPO法人など、様々な団体が主催する、不妊治療に取り組む方々のためのお茶会が開催されています。2007年に格闘家・魔裟斗さんと結婚し、数年間の不妊治療の末に妊娠したことを発表したタレントの矢沢心さんも、定期的に不妊治療で悩む方々の意見交換の場として、お茶会を実施しています。お茶会で自分と同じような立場の方々と会って話し、病院や治療法の情報交換の場とっしているようです。また、同じ立場だからこそ治療の辛さも共有できるため、ストレス発散になっている方もいるようです。
▶矢沢心さんのブログ

 

【3】ヨガや瞑想をしてリラックスをする。

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ヨガはもともと、ゆったりとした動きと独特の呼吸法で心身をリラックスさせるという効果があります。ストレス解消を通じて、自律神経やホルモンバランスを整えることは、妊娠において良い影響があると言われています。また、最近では瞑想の1種でマインドフルネスという、ストレス軽減法もあります。今の自分の身体や気持ちの状態に気づき、心を整える方法です。意識的にリラックスする状態に導くことで、ストレスを減らすことができると言われています。

東京の妊活ヨガ3選|ヨガ教室・ヨガスタジオの口コミまとめ

 

身近な人に相談できないことも、専門のカウンセラーに相談したり、同じ立場の人と語り合ったりすることで心が少し楽になるかもしれません。また、不妊治療では、一旦お休みをする、という方法もストレス軽減に役立つと言われています。不妊治療の経験者の中には、「旅行や趣味などでリフレッシュをするように心掛けた」など、余暇を楽しむことでストレスを溜めないようにしていた人もいるようです。

不妊治療の休憩が不安な方へ|妊娠する力を上げる方法

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不妊治療を完全にお休みをするのが怖い、という方は、妊孕(にんよう)性を高めるために漢方を取り入れると良いかもしれません。漢方は中医学という中国の伝統医学に基づいて処方される漢方薬によって、体質改善を促します。タイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精などの西洋医学は「足りない部分を補う」とされていますが、漢方は人それぞれに処方をし、日常的に漢方薬を摂ることで妊孕性を底上げする、というものです。また、漢方と同時に鍼灸を取り入れることで、血流を整えて子宮や卵巣まで漢方薬を行き渡らせることができるため、併用することでより効果が高まると言われています。そのため不妊治療をお休みしながらも取り入れることができます。

東京の不妊漢方10選|不妊漢方薬局口コミまとめ
煎じ薬の誠心堂取材#1|漢方×不妊治療について
煎じ薬の誠心堂取材#6|治療を受けた患者様の声

 

このように、長期化する不妊治療で抱えたストレスを一旦お休みすることで解き放ち、リラックスすることによって、張りつめていた緊張が溶けたり、体を整える機会になるかもしれません。また、不妊治療には夫婦二人で互いを思いやる機会を持つことも大切と言われています。二人三脚で歩むからこそ、お互いの気持ちや考えを夫婦で一度話し合ってみてもいいかもしれません。