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体外受精・顕微授精、性別に影響する?|女の子、男の子の確率は?

2018/04/10

2021/05/31

生まれてくる赤ちゃんが男の子なのか女の子なのか、双子なのか、気になる方は多いかもしれません。一般的に顕微授精では男の子が生まれる確率が高くなると言われていますが、実際はどうなのでしょうか。今回は体外受精・顕微授精と性別、双子の関係についてまとめています。

体外受精・顕微授精と性別①女の子?男の子?確率に違いはある?

悩む女性 性別の決定は、精子が握っていると言われています。というのも、卵子はもともと女の子の性別を決めるX染色体でできている一方で、精子の中には女の子の性別を決めるX染色体を持つものと男の子の性別を決めるY染色体を持つものがあるため、受精時には精子が性別を決めると言われています。

自然妊娠だと男女比は105:100(※1)と言われていますが、体外受精や顕微授精ではその割合に違いがあるようです。

※1人口動態統計

顕微授精だと女の子が多い?確率は?

2014年に発表されたイギリスの論文(Fertil Steril 2014; 101: 1321)では、女の子が生まれる確率が、顕微授精では50.72%、体外受精では47.95%、と顕微授精の方がわずかに多かったとあります。

専門家の間では顕微授精の場合、精子が選別される際に、X染色体をもつ精子が選ばれることが多いためではないかとも言われています。

▶体外受精、顕微授精の成功は胚培養室が握る?

体外受精でも顕微授精でも胚盤胞移植は、男の子が多い?

しかし、体外受精でも、顕微授精であっても、胚盤胞移植では男の子が多くなる、という報告がされています。胚盤胞移植とは、体外受精や顕微授精の際に採取し、受精させた受精卵を着床できる状態に5~7日間培養してから子宮内に移植する方法です。

胚盤胞移植で男の子の確率が高くなる、という報告は、オーストラリア、ニュージーランドなど多数の報告があると言われています。(※2) 

▶胚盤胞移植とは?グレードによる妊娠率の違いやメリット・デメリットを解説
▶胚盤胞の移植後の症状は?着床時期はいつ?

※2BJOG。 2010 Dec; 117(13):1628-34

なぜ、胚盤胞移植は男の子が多いの?

男の子が生まれる胚盤胞の場合、その分割スピードが早いと言われています。顕微授精後に成長する受精卵には、「4AA」や「3BC」などといった成長度合いに応じてグレード(ランク)がつけられます。

数字が高いほど男の子の性別である受精卵の可能性が高く、数字が低いほど女の子の性別を持つ受精卵である確率が高いと言われています。

理由はまだ明らかではありませんが、女の子の方が受精卵の分割の成長スピードがゆっくりなために、グレードが低い数値を付けられるため、女の子が生まれる胚盤胞が移植されにくいからではないかと考えられています。 卵

体外受精・顕微授精と性別②男女の産み分け、できる方法はある?

男女の産み分けについては、2つの方法が存在します。1つはパーコール法という方法で、もう1つが着床前診断という方法です。それぞれの方法について、どのような方法なのか、精度はどの程度なのかについて見ていきます。

男女の産み分け方法|パーコール法とは

パーコール法は、人工授精、体外受精、顕微授精といった不妊治療を行うにあたり、良質な精子を選別するために精子を洗浄する方法の1つとされています。

パーコール法は、糖分の一種であるパーコールという液体に採取した精子を入れ、遠心分離器にかけ、X精子とY精子を分離する方法だと言われています。

女の子の性別を決めるX精子は、男の子の性別を決めるY精子よりも重たいため下に沈んでいき、重さが軽いY精子は、遠心分離後、上の方に上がっていくということになるようです。

そのため、女の子が欲しい場合は、下に沈んだX精子を用いて、体外受精や顕微授精などに用いる事が多いようです。

パーコール

産み分けの成功率は?

産み分けの成功率に関して、正確なデータはありません。しかし、一般的に6割~7割前後と言われています。つまり、100%の産み分けができないというのが、パーコール法の特徴でもあると言えます。 成功

 

男女の産み分け方法|着床前診断とは?

着床前診断は、着床前の受精卵の染色体や遺伝子を検査する方法です。アメリカでは産み分けの方法として行われています。

日本では日本産婦人科学会の指針のもと、重度の遺伝性疾患を持っていたり、反復流産を含む習慣流産の患者にのみ適用される方法で、産み分けを目的としての実施は日本産婦人科学会では認められていません。(※3、※4)

産み分けの成功率は?

着床前診断における受精卵の性別に関する判別はほぼ100%と言われています。しかしながら、産み分け自体は、着床前診断を行った受精卵が必ずしも着床するとは限らないため、100%というわけではないようです。

着床前診断が出来るサービスもある?

アメリカでは産み分けのために着床前診断を行っているため、民間のサービスを利用すれば、アメリカに凍結した受精卵を送って調べてもらうことも出来るようです。

顕微鏡

※3倫理的に注意すべき事項に関する見解(日本産婦人科学会)平成21年1月 ※4クリニカルカンファレンス4 不育症1)着床前診断2010年9月

体外受精・顕微授精と性別③産み分けのデメリットは?

産み分けの目的でパーコール法を行う場合、1回の治療に5万円前後かかると言われています。体外受精や顕微授精では治療費が30万円以上することから、パーコール法を行うことでさらにプラスの費用がかかることになります。

産み分けの目的で行う着床前診断の場合、日本では行われていないため、民間のサービスを介して海外で行うとなると、数百万の費用がかかると言われています。

また、産み分けを目的とした着床前診断は、日本産婦人科学会の指針に反するため、移植自体を行っている医療機関は国内でごくわずかとも言われており、移植する病院も調べる必要がありそうです。

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お金

体外受精・顕微授精で双子が生まれる可能性は?

体外受精や、顕微授精で双子が生まれる確率は、日本産婦人科学会の2015年の新鮮胚移植のデータによれば、その全体の3%(※5)と言われています。

2015年の日本の双子、三つ子を含む多胎出産率は全体で約2%(※6)であることから、体外受精や顕微授精で双子が生まれる確率は通常よりは高いと言えそうです。

これは、体外受精や顕微授精で移植する胚の数によると言えそうです。しかし、妊娠は母体への負担や胎児へのリスクが高いという理由から、2008年に日本産婦人科学会が体外受精や顕微授精で移植する胚は原則1つのみと定められました。しかし年齢が35歳以上であり、または2回以上続けて妊娠しなかった女性については、2つの胚移植が認められています。

これらを踏まえると、双子が生まれる確率が格段に高いわけではないことが分かります。 いかがでしたか?産み分けをしたい、という方はご参考ください。

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※5平成28年度倫理委員会 登録・調査小委員会報告(日本産婦人科学会雑誌第69巻第9号) ※6人口動態調査 人口動態統計 確定数 出生 4-27単産-複産・性別にみた出生時の体重別出生数・百分率及び平均体重(その他参照)1内閣府「第95回生命倫理専門調査会」資料2/生命倫理に関する日本医師会の取組みについて(平成28年2月22日日本医師会)、株式会社Cell and Genetic Laboratory、Fertility and Sterility 2014 101, 1321-1325DOI: (10.1016/j.fertnstert.2014.01.041)、すずきレディースクリニック